難易度

商法・会社法で高得点をとるための行政書士の攻略法

行政書士試験の法令科目で、試験対策が難しい2科目が

  • 基礎法学
  • 商法・会社法

です。

商法・会社法の問題数は5問と民法や行政法と比べる圧倒的に少ないにも関わらず

  • 会社法が979条
  • 商法が850条

と条文の数が多く、全ての内容を勉強するのはとても非効率的だからです。

ぎょしょ

あくまで行政書士の試験対策で最重要なのは民法行政法の2科目であるため、最小限の労力で商法・会社法の対策を行いましょう。

具体的には、

  • 条文中心の勉強
  • 頻出論点中心の学習を徹底
  • 頻出論点をまとめた表の作成

によって勉強範囲をいかに絞れるかです。

商法、会社法の難易度

商法・会社法の難易度は

  • 易しい

です。

ぎょしょ

民法は「条文には書いていないけど、こういう判例があるので、結果は●●だ」という条文+判例をセットで覚える必要があります。

その点、商法・会社法は判例は重視されず、「条文には書いていないから、●●だ」と条文中心の勉強法(つまりは行政法の勉強方法)で十分に合格可能です。

苦手意識を持たれている方も少なくありませんが、その原因は、近年法改正があったこともあり「過去問が出揃っていない」「過去問と(同じレベルではあるが)同じ箇所が問われていない傾向がある)」からだと思います。

商法・会社法の出題範囲と出題傾向

行政書士試験における商法・会社法は、択一式問題が5問前後出題されるのが近年の傾向です。

そして、行政書士試験における商法・会社法の割合は、40問中5問前後しか出題されませんから、できればあまり時間をかけずに攻略したい所です。

しかし、いくら条文中心といっても商法・会社法は1500個以上もの条文から成り立っているため、ただ漠然と勉強していくだけでは試験当日までに間に合わないほどボリュームです。

だからこそ働きながら合格を目指す社会人受験生にとって、勉強方法の工夫が必要です。

ぎょしょ

行政書士試験における商法・会社法の攻略はいかに時間をかけずに攻略するかといった工夫が大事です。

商法の出題範囲

商法は

  • 総則
  • 商行為

の2分野から成り立っており、1問・各分野が相互に出題されます。

ぎょしょ

ヤマを貼ってどちらかの分野のみを勉強する方法もありますが、できる限り両分野とも得点を目指したいです。

会社法の出題範囲

会社法は

  • 総則
  • 設立
  • 株式
  • 新株予約権
  • 機関

など何十種類もの分野から構成されております。

ただし、民法と比べると出題される分野がある程度偏っているため、試験対策がとりやすい傾向にあります。

ぎょしょ

会社法は全分野を網羅的に勉強することは非効率的なため、テキストを中心に頻出論点の勉強を行うべきです。

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商法の出題傾向

商法は

  • 総則
  • 商行為

が交互に出題されます。

ぎょしょ

条文を覚えれば解答可能なことが多いので、テキストと過去問をうまく活用して勉強しましょう。

会社法の出題傾向

数十種類から成り立つ会社法は

  • 会社設立
  • 株式
  • 機関

は1〜3問出題されます。

商法・会社法の行政書士試験対策のコツは2つ

行政書士試験の商法・会社法で高得点をとるための試験対策のコツは

  • 頻出論点中心の学習を徹底
  • 頻出論点をまとめた表の作成

の2つを意識して勉強法を工夫することが必要です。

頻出論点中心の学習を徹底すべき

行政書士試験向けのテキストは頻出論点を中心に掲載されていますが、過去問を解いていくとテキストには掲載されていない難問奇問があることに気がつきます。

掲載されていない分野や論点があると不安になりますが、テキストにのっていないものはあなた以外のライバルも正答不可能です。

つまり、テキストに掲載されていない分野は難問奇問に該当し、司法試験や司法書士受験者の一部の例外を除き正答率が低い問題だと言えます。

難易度調整と受験生が平常心で試験に望めるかどうかを試すために試験側が出題しています。

あなたがすべきは、難問奇問にも対応するために勉強範囲を広げることではありません。

多くの受験生が正答する頻出論点の問題をあなたも確実に正答できる実力をつけているかです。

ぎょしょ

そのためには、テキストに掲載されている頻出論点を中心に過去問学習が重要となります。

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頻出論点をまとめた表の作成

商法や会社法は、理系出身の専門家が作成されたと言われており、比較的システマチックに勉強できます。

出題形式も文章よりも表の穴埋めを中心に説明されている場合も少なくありません。

そのため、予め出題される頻出論点の箇所を比較し、まとめ表を作成して勉強することで、わざわざ長ったらしい条文を見る手間を省でき、勉強時間の短縮に繋がります。

以下の表は実際に私が活用していた一例です。

ぎょしょ

条文中心の勉強とはいえ、呪文のようや歴史の年号暗記のように文章を丸暗記をするのではなく、表をつかった勉強方法を積極的に採用すす。

商法、会社法の目標点数

商法・会社法は合計5問出題されます。

商法1問、会社法1問の正答を目指しましょう。

ぎょしょ

会社法は「会社法の出題傾向」でも述べた通り「会社設立」「機関」「株式」の3分野のいずれか1分野は必ず出題されるます。頻出論点の勉強によって5問中4問正解できれば上出来です。

まとめ

商法・会社法は条文の数が多い一方で出題数は5問だけであるため得点獲得効率を考えると、民法や行政法よりも優先順位は低くなります。

だからこそ、最小の労力で最大の効果を発揮する試験対策として、

  • 条文中心の勉強
  • 頻出論点中心の学習を徹底
  • 頻出論点をまとめた表の作成

を行うことです。

これによって、最低でも5問中2問正解ができれば商法・会社法としての試験対策はバッチリです。

ぎょしょ

そして、空いた時間は民法と行政法の勉強時間に当てることが行政書士の試験を突破する確率を最大限に高める勉強法です。

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