行政書士を取得するメリット・デメリットを知ることで、取得後に資格をどのように活用できるのかイメージしたい。
行政書士の資格を取得した後、それをどのように活かしていくのか勉強開始前に私はイメージできていませんでした。
何となく資格を取得したいとの想いだけであったため、合格までに約700時間も必要と言われる行政書士試験の勉強量の多さに途中で息切れしてしまい、勉強を中断した結果、その年の行政所書士試験の合格を逃しました。
そんな私と同じような過ちを侵さないためには、あなたが行政書士を取得するメリット・デメリット理解し、行政書士取得後の目的を明確にすることにつきます。
そこで、本記事では行政書士の資格を取得によるメリット・デメリットのリアルな真相を知ることで、取得後の活躍するイメージを具体的に描き、合格まで勉強をやり抜く精神力やモチベーションの源泉となる行政書士の資格取得の明確な目的をみつけましょう。
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目次
行政書士の資格取得であなたが期待する3つの目的
行政書士の資格を取得する目的は大きく分けて、
- 転職あるいは現職場での昇給・昇進に有利となるため
- 独立開業による年収アップや仕事のやりがいのため
- 自己防衛(スキルアップ)
の3つのどれかに該当します。
いずれにおいても行政書士資格の取得によるメリット・デメリットが存在するため、両者の内容をしっかり理解することによって、合格後のあなたが本当に目指すべき道をよりリアルにイメージできます。
もし、自分にとって、行政書士のメリットよりもデメリットが上回っていると感じるのであれば、資格取得そのものを考え直した方がよいとも言えます。
それでは、1つずつ具体的に見ていきましょう。
行政書士の資格を武器に転職する場合のメリット・デメリット
まずはお仕事関係、特に「転職」の際に行政書士の資格を活用する場合のメリット・デメリットについてです。
行政書士の資格取得によるデメリット
私の知る限り、行政書士の資格をもっている=即不採用になる会社は基本的にありません(「絶対にない!」とは言い切れませんが)。
ただし、行政書士=法律の専門家と判断され、ベテランの行政書士あるいは弁護士ですら解決が困難な法律問題を任される可能性は大いにあります。
そのため、資格を取得したばかりで行政書士あるいは法律のしごとに携わった経験がない最初のうちは仕事を覚えるまで大変な思いをすることは間違いありません。
行政書士の資格取得によるメリット
必ずではありませんが、
法務部門などにおいては行政書士の資格をもっていると転職に有利に働く可能性が高い
点がメリットです。
行政書士の資格を取得すると、民法や様々な行政への手続きに関する知識をもつことができるようになれます。
これは、自分の社内に常に法律や手続きの専門家がいることと一緒となるため、企業側からすればコスト削減につながる大きなメリットと考えるからです。
外部の弁護士や行政書士にことあるごとに事情を説明して、高い費用を払って・・・という時間と費用の手間が省けるのは企業にとって、とても魅力的なことは間違いありません。
行政書士の資格を武器に今の会社で活躍による昇給・昇進に活用する場合のメリット・デメリット
行政書士の資格取得によるデメリット
今の会社において、行政書士を取得することによるデメリットは存在しません。
大きなデメリットではありませんが、
会社の規則(副業禁止など)などの理由から、副業として行政書士の仕事を行えない可能性
は十分に考えられます。
例えば、せっかく苦労して取得した行政書士の資格取った今いる職場とは関係ない行政書士の仕事、例えば、相続とかの仕事をしたくてもできません。
副業として行政書士の仕事をやろうと検討している方は、まずは今いる会社の規則の確認が必要です。
行政書士の資格取得によるメリット
現職場における、行政書士の資格取得のメリットは
法律や行政手続きに対する的確なアドバイスを出来る
点です。
行政書士は法律や行政手続きの専門家であり、様々な手続きや問題を最終的に判断する・決済する立場にあるため、社内から頼られる存在になることは間違いありません。
あなた自身が法務部門で働いているのであればなおさらです。
行政書士の資格を武器に独立開業による年収アップや仕事のやりがいの場合のメリット・デメリット
行政書士の資格取得によるデメリット
最大のデメリットは、
顧客を獲得して、一定の収益をあげる軌道に乗せるまでの期間は非常に苦しい
点です。
行政書士として業を営んでいくための経費として、家賃や光熱費、通信費、パソコンや書物など様々な費用がかかります。さらに、事務員を雇えば人件費もかさみます。
その費用をカバーする収入を獲得する必要がありますが、開業したての行政書士事務所が簡単にお客さんを獲得できるほど甘い世界ではありません。
先輩の行政書士との人脈を築く、WEBからの集客を行う、チラシを配るなど小さな努力をコツコツ積み上げながら徐々に認知度を高めていくことがとても大事となります。
行政書士の資格取得によるメリット
独立開業をする際の最大のメリットは、
自分の努力や工夫次第で、可能性は無限にある
点です。
デメリットで、顧客獲得の難しさや費用がかかることを説明しました。
ただ、今の世の中、本屋にいけばいろんなマニュアル本や説明書、例えばホームページの作成などの本は売っていますし、インターネットで顧客収集の方法も書かれています。
これらの手段や方法をもとに試行錯誤しながら、事務所の方針や経営スタンスを見つければ、事務所の経営を軌道にのせることは必ずできます。
独立の魅力は、自分の名前で様々な相談や手続きによって、収入を得られることです。
わざわざ上司の顔を伺う気遣いをする必要はありません。頑張った分だけ、仕事がたくさん入り、収入も増えます。
つまり、独立開業して成功するかは、あなたの頑張り次第ということになります。
様々な費用や集客方法でお金や時間、労力をつかった分、仕事が入り報酬を得た時の喜びは計り知れないものがあります。試験に合格したときと比べ物にならないかもしれません。
行政書士の資格を武器に自己啓発(スキルアップ)する場合のメリット・デメリット
行政書士の資格取得によるデメリット
自己啓発(スキルアップ)において、デメリットが働くことは基本的にはありません。
しかし、資格を取得後、何も活用しない場合は、
- 頑張ってきた学習過程
- 費やしてきた学習時間
の時間的コストを損失します。
人生は一度しかなく、時間を消費して生きており、あくまで行政書士の勉強も人生における投資です。費用対効果が悪いと思えば無理して挑戦する必要はありません。
そんななかで、行政書士の資格を取得したのに知識を全く活用しないのであれば、取得まで費やした時間はデメリットだと言えます。
資格取得までには膨大な時間が必要ですし、勉強に関わる費用もそれなりにかかります。
行政書士の勉強を始める前に取得した後の自分の姿をしっかりと考えておきましょう。人生における無駄なコストにしないために。
だからこそ、行政書士を目指すのであれば、最短最速で合格を目指すための王道の勉強法を勉強を始めるま前に知っておくべきです。
行政書士の資格取得によるメリット
スキルアップにおいて、資格取得のメリットは
- 取得後、勤務型(転職・自社での活躍)か独立開業型かで今後の活躍ステージを選ぶことができる
- 法改正に伴う制度変更事項も最新情報をブラッシュアップ
の2点です。
勤務型(転職・自社での活躍)か独立開業型か、その後どいった場で活躍するか決められる選択肢の幅を増やすことができます。
自社の人事・労務部門へ転向したり、勤務型で登録し、転職するのもいいでしょう。開業型なら、独立へ向け色々と準備をしていくというのも1つです。
また、法改正によって制度が頻繁に変わるのが行政書士にはつきものです。
しかし、法改正による制度変更があっても、
- 行政書士会に登録していれば、常に最新の情報を得られるため、知識のアップデートは容易
です。
自己啓発(スキルアップ)において、先述したとおり行政書士取得におけるデメリットはほぼ存在せず、メリットしかないことは断言できます。
まとめ
行政書士は、その後の自分の人生に新たな選択技を増やせ、大きな可能性を見出すことができる資格です。
具体的には、
- 転職を考えている
- 今の会社で、昇給・昇進を望んでいる
- 独立開業して年収アップや仕事のやりがいを求める
- 自己防衛(スキルアップ)
の4つで、これらを考えている人にとって、行政書士の資格取得は大きな手助けとなります。
のいずれであってもデメリットは存在しますが、それよりもはるかに上回るメリットばかりです。
行政書士の資格取得は、あなたが思い描いている以上の夢へのステップアップの必ずや手助けをしてくれるはずです。
行政書士を取得する目的を明確にできたのであれば、あとは合格を目指して勉強を開始しましょう!